ころも

標準
現代仮名遣い:ころも / 読み:コロモ
名詞
名詞 装束 和歌

衣・着物/僧衣・法衣

📖 意味

  1. 1
    衣・着物・衣服・身にまとうもの «中心義»衣類一般。現代語「衣(ころも)」に残る。
  2. 2
    僧衣・法衣・墨染めの衣 «要注意»僧の着る衣。「墨染めのころも(僧衣)」。

📜 出典・例文

唐衣(からころも)着つつなれにしつましあれば、はるばる来ぬる旅をしぞ思ふ。

唐衣を着ては身になじむように、慣れ親しんだ妻が(都に)いるので、はるばるやって来た旅を、しみじみと思うことだ。

──『古今和歌集(伊勢物語)』
墨染めのころもを着て、世をのがる。

墨染めの僧衣を着て、俗世をのがれる(出家する)。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「衣・着物」が中心で、「僧衣・法衣」の意も。出家すると「墨染めのころも(黒っぽい僧衣)」を着る。和歌では「着る・裁つ・返す・なる(慣る)」との縁語、「唐衣(からころも)」は「着る・なれ・つま(褄/妻)」を導く枕詞的表現で有名(伊勢物語の折句)。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

身にまとう「衣(ころも)」/墨染めの衣=僧衣。

🏛 語源・成り立ち

「衣(ころも)」。身にまとう衣服の意。

🔗 関連語・対義語

きぬ衣・絹 たもと袂・袖

❓ よくある質問

Q. 「墨染めのころも」とは?

「墨で染めたような、黒っぽい僧衣」の意です。出家すると、はなやかな衣を捨てて墨染めの衣を着たことから、出家・仏道の象徴として詠まれます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「墨染めのころもを着て、世をのがる」の「ころも」の意味は?
A よろい    B 僧衣    C 旅装束    D 女性の正装
Q2. 「ころも」の縁語として詠まれるのは?
A 着る・裁つ・返す    B 燃ゆ・焼く    C 泳ぐ・沈む    D 飛ぶ・翔る
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