こちたし

標準
現代仮名遣い:こちたし / 読み:コチタシ
形容詞ク活用
評価語 頻出 煩わしさ

大げさだ・仰々しい/わずらわしい・多すぎる

📖 意味

  1. 1
    大げさだ、仰々しい、ものものしい 中心義。度を越して誇張されているさま。
  2. 2
    わずらわしい、うるさい、(数が)多すぎる 多くて煩雑・面倒だと感じるさま。人の噂が多い意にも。

📜 出典・例文

人の口こちたければ、忍ぶるも苦し。

世間の噂がうるさく多いので、(恋を)人目を忍ぶのも苦しい。※用法確認用の例文。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

語源は『言(こと)甚(いた)し』=言葉が多く度を越す。《大げさ・仰々しい》と《わずらわしいほど多い(特に人の噂)》の二方向で訳す。『人の口こちたし=世間の噂がうるさい』は恋愛歌の定型。

🧠 覚え方・ゴロ

「言(こと)甚(いた)し」=言葉が多くて大げさ・うるさい → こちたし。

🏛 語源・成り立ち

「言(こと)」+「甚し(いたし)」の変化。言葉・物事が度を越して多く、大げさでわずらわしいさまを表す。

🔗 関連語・対義語

ところせし窮屈だ・仰々しい・大げさだ うるさしわずらわしい・うっとうしい

❓ よくある質問

Q. 「こちたし」の語源は何ですか?

『言(こと)甚(いた)し』で、言葉や物事が多く度を越しているさまが原義です。

Q. 「人の口こちたし」はどう訳しますか?

『世間の噂がうるさく多い』です。恋を人目から隠す苦しさを述べる文脈でよく出ます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「こちたし」の中心的な意味は?
A 大げさだ・わずらわしい    B かわいい    C 待ち遠しい    D 端正だ
Q2. 「こちたし」の語源は?
A 事(こと)無し    B 言(こと)甚(いた)し    C 心(こころ)甚し    D こと寄す
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