きり

標準
現代仮名遣い:きり / 読み:キリ
名詞
名詞 自然 和歌

霧(秋の景物)

📖 意味

  1. 1
    霧・きり(秋の、遠くをかすませる大気) «中心義»秋に立ちこめる霧。秋の景物。現代語に残る。

📜 出典・例文

秋の野に、朝霧(あさぎり)立ちて、道もおぼつかなし。

秋の野に、朝霧が立って、道もはっきりしない。

──『例文』
霧のまよひに、舟の行方も知られず。

霧の(立ちこめた)中で、舟の行方もわからない。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「霧」は秋の代表的景物・季語で、遠景をかすませ、別れ・心細さの情趣を添える。春の「霞(かすみ)」と季節で対をなす(春=霞、秋=霧)。動詞「きる(霧る=霧がかかる・涙で目がかすむ)」も重要(「涙に霧る」)。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

秋に立つ「霧(きり)」(春は霞)。

🏛 語源・成り立ち

「霧(きり)」。秋に立ちこめる、遠くをかすませる大気。動詞「霧(き)る」の名詞形とも。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「涙に霧る」はどう訳す?

「涙で目の前がかすむ・涙で(景色が)ぼやける」と訳します。動詞「きる(霧る)」は、霧がかかるように涙で目がかすむさまも表します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「秋の野に、朝霧立ちて」の「霧」が立つ季節は?
A 春    B 夏    C 秋    D 冬
Q2. 「きり(霧)」と対をなす春の景物は?
A かすみ(霞)    B しも(霜)    C つゆ(露)    D なみ(波)
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