けだし

標準
現代仮名遣い:けだし / 読み:ケダシ
副詞
副詞 漢文訓読

おそらく・思うに/もしかすると・ひょっとして

📖 意味

  1. 1
    おそらく・思うに・たぶん・まさに «中心義»推量して断定に近い判断を述べる。「けだし〜ならむ」。
  2. 2
    もしかすると・ひょっとして・あるいは 可能性を推し量る。
  3. 3
    (下に仮定を伴い)もし・かりに 「けだし〜ば」。

📜 出典・例文

けだし、天のあたふる所ならむ。

おそらく、天が与えたものであろう。

──『例文』
けだし人の言、信ずるに足らず。

思うに、人の言葉は信用するに足りない。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

主に漢文訓読に用いる副詞で、「おそらく・思うに」と推量して判断を述べる意が中心。下に推量の「む・らむ・べし」を伴うことが多い。「もしかすると」「(仮定で)もし」の意も。評論・漢文調の文章で頻出。

🧠 覚え方・ゴロ

「蓋(けだ)し」=おそらく・思うに。

🏛 語源・成り立ち

漢語「蓋(けだ)し」。物事を推し量って判断を述べる副詞。

🔗 関連語・対義語

おそらくおそらく・たぶん さだめてきっと・必ず

❓ よくある質問

Q. 「けだし」はどんな文章に多い?

主に漢文訓読体や、漢文調の評論・論説に多く用いられます。「おそらく・思うに」と推量して自分の判断を述べる際に使われ、下に推量の助動詞を伴うことが多いです。

🧩 確認クイズ

Q1. 「けだし、天のあたふる所ならむ」の「けだし」の意味は?
A 決して    B おそらく・思うに    C たまに    D 急に
Q2. 「けだし」がよく伴う語は?
A 推量の助動詞(む・らむ・べし)    B 打消の助動詞(ず)    C 尊敬の助動詞    D 過去の助動詞
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