かずならぬ

重要
現代仮名遣い:かずならぬ / 読み:カズナラヌ
連語(連体修飾)
評価語 頻出 身分

とるにたりない・ものの数でない・卑しい身の

📖 意味

  1. 1
    ものの数でない・とるにたりない・つまらない 数えるほどの価値もないさま
  2. 2
    (身分が)卑しい・取るに足りない身の 自分の境遇を卑下していう

📜 出典・例文

かずならぬ身にて候へば。

とるにたりない身(の者)でございますので。

──『例文』
かずならぬ我をも忘れず。

ものの数でもない私をも忘れない。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

『数(かず)=数えるほどの価値、に入らない(ならぬ)』で『ものの数でない・とるにたりない』。特に「かずならぬ身」の形で、自分の身分・境遇を卑下する表現として頻出。謙遜・自嘲の気持ちを込める。

🧠 覚え方・ゴロ

「“数(かず)なら+ぬ”=数に入らない=とるにたりない」と、数に入らずで覚える。

🏛 語源・成り立ち

「数(かず)+なり+打消『ぬ』」で、数に入らない=ものの数でない意。身分の卑下にも用いた。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「かずならぬ身」はどう訳す?

『とるにたりない身・ものの数でもない身分の者』と訳します。自分の身分・境遇を卑下・謙遜する定型表現で、和歌や手紙に多く見られます。

Q. なぜ『数』が価値を表す?

『数に入る(数えるに値する)=一人前・価値がある』の否定だからです。『数ならぬ=数に入らない=ものの数でない』となります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「かずならぬ身」の意味は?
A とるにたりない身分の者    B 身分の高い者    C 数の多い一族    D 年老いた者
Q2. 「かずならぬ」が込める気持ちは?
A 謙遜・自嘲    B 自慢    C 怒り    D 喜び
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