かづく

重要
現代仮名遣い:かずく / 読み:カズク
動詞・カ行四段/下二段(自他対)
頻出 自他動詞 源氏物語

(四段)水に潜る・かぶる/(下二段)褒美として与える

📖 意味

  1. 1
    【四段】水に潜る 「潜く」。海人(あま)が海に潜る意。
  2. 2
    【四段】頭にかぶる/褒美をいただく 「被く」。衣などを頭からかぶる。ほうびの衣を肩にかけていただく意にも。
  3. 3
    【下二段】褒美として与える・かぶせる 他動詞。目上が下の者に衣などのほうびを与える。

📜 出典・例文

海人(あま)かづきして、貝を拾ふ。

海人が海に潜って、貝を拾う。

──『例文』
御衣(おんぞ)ぬぎてかづけたまふ。

お召し物を脱いで、(ほうびとして)お与えになる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

自動詞=四段(潜る・かぶる・いただく)、他動詞=下二段(与える・かぶせる)の自他対応。「褒美」の場面では、いただく側=四段、与える側=下二段。連体形「かづく(四段)」と「かづくる(下二段)」で見分ける。

🧠 覚え方・ゴロ

「かづく(下二)」=上(かみ)が下(しも)に褒美を〈かづける〉。潜る海人は四段で〈かづく〉。

🏛 語源・成り立ち

「潜く」と「被く」は同源で、いずれも「(水・衣を)頭からすっぽりかぶる」動作が原義。ほうびを肩にかける所作から「褒美をいただく/与える」の意が派生。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 四段の「かづく」と下二段の「かづく」の見分け方は?

意味の向きで判断します。自分が潜る・かぶる・褒美をいただく側なら四段、人に褒美を与える・かぶせる側なら下二段です。連体形が「かづく/かづくる」と異なる点も手がかりです。

🧩 確認クイズ

Q1. 「御衣ぬぎてかづけたまふ」の「かづけ」の意味は?
A 水に潜る    B 褒美として与える    C 隠れる    D 破る
Q2. 「海人かづきして貝を拾ふ」の「かづき」の意味は?
A かぶせる    B 与える    C 水に潜る    D 泳がせる
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