かつ

標準
現代仮名遣い:かつ / 読み:カツ
副詞(且つ)
副詞 頻出 多義 方丈記

一方では〜/〜そばから・すぐに/〜と同時に・〜ながら

📖 意味

  1. 1
    一方では〜(また他方では)、片方で〜 中心義。二つの動作・状態が並行して起こるさま。『かつ〜かつ〜』。
  2. 2
    〜そばから、〜と同時にすぐ、たちまち ある動作の直後にすぐ別の動作が起こるさま。
  3. 3
    〜ながら、〜つつ、その一方で 並行・同時を表す。

📜 出典・例文

よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

よどみに浮かぶ水の泡は、一方では消え一方ではできて、長くとどまっている例はない。

──『方丈記』

⚠️ 識別・注意点

漢字『且つ』。《一方では〜(他方では)》《〜そばから・すぐに》《〜と同時に・〜ながら》。『かつ〜かつ〜』は『一方では〜し、他方では〜する』で頻出(方丈記の『かつ消えかつ結びて』が有名)。二つの動作・状態が並行・連続して起こることを表す。

🧠 覚え方・ゴロ

「且(か)つ」=一方では〜/〜そばから・すぐに/〜と同時に。“かつ消えかつ結び”。

🏛 語源・成り立ち

並行・同時を表す副詞で、『かつ〜かつ〜』の形で二つの動作が並び起こるさまを表した。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「かつ〜かつ〜」はどう訳しますか?

『一方では〜し、他方では〜する』です。方丈記の『かつ消えかつ結びて=一方では消え一方ではできて』が有名です。

Q. 他の意味は?

『〜そばから・すぐに』『〜と同時に・〜ながら』の意もあります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「かつ消えかつ結びて」の「かつ」の意味は?
A 一方では〜(他方では)    B 決して    C かえって    D そのうち
Q2. 「かつ消えかつ結びて…」で始まる作品は?
A 方丈記    B 徒然草    C 枕草子    D 源氏物語
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