かしこし

重要
現代仮名遣い:かしこし / 読み:カシコシ
形容詞ク活用(畏し/賢し)
感情語 頻出 同音異義 程度語

恐れ多い・畏敬すべき/(程度が)はなはだしい/賢い

📖 意味

  1. 1
    恐れ多い、畏敬すべきだ、もったいない(畏し) 中心義の一つ。神仏・貴人など、おそれ敬うべき対象への感情。
  2. 2
    (程度が)はなはだしい、すばらしい、たいへんだ(畏し) 『かしこく=たいそう・非常に』と下を強める副詞的用法も。
  3. 3
    賢い、すぐれている、利口だ(賢し) 現代語『賢い』につながる用法。

📜 出典・例文

かしこき仰せを承りて、身に余ると思ふ。

恐れ多いお言葉をいただいて、身に余ることだと思う。※用法確認用の例文。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

『畏し(恐れ多い・畏敬すべき)』と『賢し(賢い)』が同音。神仏・貴人が対象なら《恐れ多い》、能力・判断が対象なら《賢い》。連用形『かしこく』は『たいそう・非常に』と程度を強める副詞的用法でも頻出。

🧠 覚え方・ゴロ

「かしこし」=“畏(かしこ)まる”ほど恐れ多い/“賢(かしこ)い”。程度MAXにも。

🏛 語源・成り立ち

神聖なものへの畏怖『畏し』が原義。おそれ敬う気持ちから程度の甚だしさへ、また能力への評価『賢し』へと分化した。『かしこまる』も同根。

🔗 関連語・対義語

かしこまる恐縮する・つつしむ・お礼を申す さかし賢い・しっかりしている・利口ぶる

❓ よくある質問

Q. 「かしこし」の意味はどう見分けますか?

神仏・貴人が対象なら『恐れ多い』、能力・判断が対象なら『賢い』、下の語を強めるなら『たいそう』です。文脈で判断します。

Q. 連用形『かしこく』の副詞的用法は?

『たいそう・非常に』と下の語を強めます。例:かしこく喜ぶ=たいそう喜ぶ。

🧩 確認クイズ

Q1. 「かしこき仰せ」の「かしこき」の意味は?
A 賢い    B 恐れ多い    C 退屈な    D 頼りない
Q2. 「かしこく喜ぶ」の「かしこく」の意味は?
A たいそう・非常に    B 決して    C こっそり    D かえって
← 古文・古典合格メニューへもどる