かる

標準
現代仮名遣い:かれる / 読み:カル
動詞・ラ行下二段活用
基本動詞 植物 和歌

枯れる/(同音「離る」=遠ざかる・疎遠になる・掛詞)

📖 意味

  1. 1
    (草木が)枯れる・しおれる・かれる «中心義»草木が生気を失う。現代語「枯れる」に残る。
  2. 2
    (掛詞で「離る」)遠ざかる・疎遠になる・訪れが絶える «和歌»「枯る」に「離(か)る(人が離れる・訪れが絶える)」を掛ける。

📜 出典・例文

山里は冬ぞさびしさまさりける、人めも草もかれぬと思へば。

山里は冬こそ寂しさがつのることだ。人の訪れ(人め)も途絶え、草も枯れてしまうと思うと。(「かれ」に「離れ」と「枯れ」を掛ける)

──『古今和歌集(百人一首)』
秋深く、野辺の草もかれゆく。

秋が深まって、野辺の草も枯れてゆく。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「枯る(枯れる)」が中心。和歌では、同音の「離(か)る(人が遠ざかる・訪れが絶える・疎遠になる)」を掛ける掛詞が定番。「人めも草もかれぬ」は「人の訪れ(人め)が離れ、草が枯れる」の両義。「かれがれ(途絶えがち・枯れ枯れ)」も。現代語「枯れる」に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

草木が「枯(か)る」/人が「離(か)る」——かる(掛詞)。

🏛 語源・成り立ち

「枯(か)る」。草木が生気を失う意。同音の「離(か)る」と掛ける。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「人めも草もかれぬ」の「かれ」の掛詞は?

「枯れ(草が枯れる)」と「離れ(人の訪れ〈人め〉が絶える・遠ざかる)」を掛けています。冬の山里の、草が枯れ人も訪れなくなる二重の寂しさを表します。

🧩 確認クイズ

Q1. 「かる(枯る)」に掛けられる同音の語は?
A 離(か)る    B 刈る    C 借る    D 狩る
Q2. 「かる(枯る)」の活用の種類は?
A ラ行四段    B ラ行下二段    C ラ行上二段    D ラ行変格
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