かぐはし

標準
現代仮名遣い:かぐわしい / 読み:カグワシ
形容詞・シク活用
評価語

よい香りがする・かぐわしい/(美しく)すばらしい

📖 意味

  1. 1
    よい香りがする・かぐわしい・かんばしい «中心義»快いよい香りがする。現代語「かぐわしい」に残る。
  2. 2
    (美しく)すばらしい・りっぱだ・美しい 香りのよさから転じて、美しさ・立派さをたたえる。

📜 出典・例文

梅の花、かぐはしくにほひて、春を告ぐ。

梅の花が、よい香りでにおって、春を告げる。

──『例文』
御(み)ぞの香(か)、かぐはしくて、名残(なごり)あり。

お召し物にたきしめた香が、かぐわしくて、(去った後も)名残がある。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「よい香りがする・かぐわしい」が中心で、香りのよさをたたえる語。転じて「(美しく)すばらしい・りっぱだ」の意も。「かうばし(香ばし)」とも。「にほふ(美しく色づく・香る)」と関連。当時は衣に香をたきしめる「薫物(たきもの)」の文化があり、香りは教養・美意識の重要な要素。現代語「かぐわしい・かんばしい」に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

よい香り「香(かぐは)し」=かぐわしい・すばらしい。

🏛 語源・成り立ち

「香(かぐは)し/馥し」。よい香りがする意。「かぐ(嗅ぐ)」と同系。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 当時、香りが重んじられたのはなぜ?

衣に香をたきしめる「薫物(たきもの)」の文化があり、香りはその人の教養・美意識・人柄を示すものとされました。よい香り=「かぐはし」は、美しさ・気品をも表しました。

🧩 確認クイズ

Q1. 「梅の花、かぐはしくにほひて」の「かぐはしく」の意味は?
A よい香りで    B みすぼらしく    C 騒がしく    D 冷たく
Q2. 「かぐはし」と関連する語は?
A にほふ(匂ふ)    B はかなし    C うたてし    D つれなし
← 古文・古典合格メニューへもどる