いづ

標準
現代仮名遣い:いでる / 読み:イズ
動詞・ダ行下二段活用
基本動詞

出る・現れる/(月・花などが)出る・咲く/出発する

📖 意味

  1. 1
    (中から外へ)出る・出て行く・外へ移る «中心義»内から外へ移る。現代語に残る。
  2. 2
    (月・日・花・言葉などが)現れる・出る・咲く・のぼる 「月いづ(月が出る)」「言(こと)にいづ(口に出す)」「色にいづ(顔色に出る)」。
  3. 3
    出発する・退出する・世に出る 「都をいづ(都を出発する)」。

📜 出典・例文

山のはに、月いでぬ。

山の稜線に、月が出た。

──『例文』
思ひを、え言(こと)にいでず。

思いを、口に出すことができない。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「(中から外へ)出る」が中心で、「(月・花などが)現れる・出る」「出発する」など。ダ行下二段活用で連体形「いづる」に注意。他動詞「いだす(出だす)」と対。「色にいづ(顔色に出る)」「言にいづ(口に出す)」「涙のいづ(涙が出る)」など慣用が多い。「まかりいづ(退出する・謙譲)」も。現代語「出る」に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

内から外へ「出(い)づ」=出る・現れる。

🏛 語源・成り立ち

「出(い)づ」。内から外へ移る意。他動詞「いだす」の対。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「色にいづ」はどう訳す?

「顔色・態度に出る・表れる」と訳します。「いづ」の「(内にあるものが)表に現れる」意で、恋心などが顔色に出てしまうことを表します(百人一首「しのぶれど色に出でにけり」)。

🧩 確認クイズ

Q1. 「山のはに、月いでぬ」の「いで」の意味は?
A 月が沈んだ    B 月が出た・のぼった    C 月が欠けた    D 月が隠れた
Q2. 「いづ」に対応する他動詞は?
A いだす    B いる    C いふ    D いぬ
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