いにしへ

標準
現代仮名遣い:いにしえ / 読み:イニシエ
名詞
名詞 時間 和歌

昔・大昔・過ぎ去った時代

📖 意味

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    昔・大昔・過ぎ去った時代・古代・往時 «中心義»遠く過ぎ去った時代。「むかし」よりも遠い過去を指すことが多い。

📜 出典・例文

いにしへの奈良の都の八重桜、けふ九重(ここのへ)ににほひぬるかな。

昔の奈良の都の八重桜が、今日は(この京の)宮中で美しく咲きにおっていることよ。

──『詞花和歌集(百人一首)』
いにしへを思ひやれば、涙こぼる。

昔(の栄えた時代)を思いやると、涙がこぼれる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「昔・大昔・古代」を表す。「往(い)ぬ(去る・過ぎる)」の連用形「いにし」+「方(へ)」で、「過ぎ去った方=昔」の意。「むかし(昔)」よりも遠い過去・古代を指すことが多く、往時を懐かしみ偲ぶ文脈で用いる。対義は「いま(今)」。現代語「いにしえ」に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

「往(い)にし方(へ)」=過ぎ去った昔——いにしへ。

🏛 語源・成り立ち

「往(い)ぬ」の連用形「いにし」+「方(へ)」。過ぎ去った方=昔の意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「いにしへ」と「むかし」の違いは?

どちらも「昔」ですが、「いにしへ」は「往(い)にし方=過ぎ去った方」が語源で、より遠い過去・古代を指し、懐古の情を強く伴うことが多いです。「むかし」はやや近い過去も含みます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「いにしへの奈良の都」の「いにしへ」の意味は?
A 未来    B 昔・古代    C 今    D 遠い外国
Q2. 「いにしへ」の語源として正しいものは?
A 往(い)にし方(へ)    B 犬+家    C 命+方    D 行き+辺
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