ほととぎす

標準
現代仮名遣い:ほととぎす / 読み:ホトトギス
名詞
名詞 自然 和歌

ほととぎす(夏を告げる鳥・冥途の鳥)

📖 意味

  1. 1
    ほととぎす(初夏に鳴く鳥) «中心義»夏の到来を告げる鳥。夏の景物。
  2. 2
    (冥途に通う鳥・死出の田長)死・冥途と結びつく鳥 «要注意»あの世とこの世を行き来するとされ、亡き人を偲ぶ歌に詠まれる。

📜 出典・例文

ほととぎす鳴きつる方(かた)をながむれば、ただ有明の月ぞ残れる。

ほととぎすが鳴いた方向を眺めると、(姿はもうなく)ただ有明の月だけが空に残っている。

──『千載和歌集(百人一首)』
ほととぎすの初音を、いつしかと待つ。

ほととぎすの初鳴きを、早く早くと待つ。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「ほととぎす」は初夏の到来を告げる鳥で、夏の代表的景物・季語。その声は待ち望まれる。一方、冥途に通う鳥(死出の田長〈しでのたをさ〉)ともされ、死・冥途・亡き人を偲ぶ情趣と結びつく。「初音」を待つ歌も多い。「時鳥・郭公・不如帰」など多くの表記がある。

🧠 覚え方・ゴロ

夏を告げ、冥途にも通う「ほととぎす」。

🏛 語源・成り立ち

「ほととぎす(時鳥)」。鳴き声を写した名とされる。初夏の鳥。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「ほととぎす」が死・冥途と結びつくのはなぜ?

ほととぎすは、あの世(冥途)とこの世を行き来する鳥「死出の田長(しでのたをさ)」とされたためです。そのため、亡き人を偲ぶ歌や、はかなさを詠む歌に用いられました。

🧩 確認クイズ

Q1. 「ほととぎす」が告げる季節は?
A 春    B 夏    C 秋    D 冬
Q2. 「ほととぎす」が結びつく情趣は?
A 死・冥途・無常    B 豊作・繁栄    C 戦・勝利    D 商売・繁盛
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