ほたる

標準
現代仮名遣い:ほたる / 読み:ホタル
名詞
名詞 自然 和歌

蛍(夏の景物/燃える恋の思いの比喩)

📖 意味

  1. 1
    蛍・ほたる(夏の夜に光る虫) «中心義»夏の夜、光を放って飛ぶ虫。夏の景物。現代語に残る。

📜 出典・例文

音(ね)もせで思ひに燃ゆる蛍こそ、鳴く虫よりもあはれなりけれ。

声も立てないで、(内に)思いに燃えている蛍こそ、鳴く虫よりもいっそうしみじみと(あわれ深く)感じられることだ。

──『後拾遺和歌集』
夕闇(ゆふやみ)に、蛍のかげ、ほのかに飛ぶ。

夕闇の中に、蛍の光が、ほのかに飛んでいる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「蛍」は夏の夜に光を放って飛ぶ虫で、夏の景物。声を立てずに光ることから、口に出せず内に燃える恋の思い(忍ぶ恋・人知れぬ思い)の比喩として詠まれる(「思ひ」の「ひ」に「火」を掛ける)。「蛍火(ほたるび)」「蛍の光」。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

声なく光る「蛍(ほたる)」=内に燃える恋の思い。

🏛 語源・成り立ち

「蛍(ほたる)」。夏の夜に光る虫。「火垂る」からとも。

🔗 関連語・対義語

しのぶ人目を避ける・こらえる・慕う おもひ思い(「火」を掛ける)

❓ よくある質問

Q. 「蛍」が恋の思いの比喩になるのはなぜ?

蛍は声を立てずに(内に)光を放つことから、口に出せず心の中で燃える恋の思い(忍ぶ恋)にたとえられます。「思ひ」の「ひ」に「火」を掛けて、燃える思いを表しました。

🧩 確認クイズ

Q1. 「音もせで思ひに燃ゆる蛍」で蛍がたとえるのは?
A 内に燃える恋の思い    B 戦いの炎    C かまどの火    D 怒りの激しさ
Q2. 「ほたる」の季節は?
A 春    B 夏    C 秋    D 冬
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