ひく

標準
現代仮名遣い:ひく / 読み:ヒク
動詞・カ行四段活用
基本動詞

引く・引っぱる/(心を)ひく・気をひく/(琴を)ひく・退く

📖 意味

  1. 1
    引く・引っぱる・引き寄せる・連れて行く «中心義»手前に引く。現代語に残る。「手をひく」。
  2. 2
    (心を)ひく・気をひく・引きつける・誘う 「心ひかる(心が引かれる)」。
  3. 3
    (琴・弦楽器を)弾く・かき鳴らす 「琴をひく」。「弾く」。
  4. 4
    退く・退却する・引き下がる 「軍(いくさ)をひく(兵を退く)」。

📜 出典・例文

その音(ね)に、心ひかれて、立ちどまる。

その(琴の)音色に、心を引かれて、立ち止まる。

──『例文』
子(ね)の日して、小松(こまつ)をひく。

子の日の行事をして、(長寿を祝い)小松を引き抜く。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「引く・引っぱる」が中心で、「(心を)ひく・気をひく」「(琴を)ひく・弾く」「退く」など多義。「心ひかる(心が引かれる)」、正月「子(ね)の日の松引き(小松を引き抜いて長寿を祝う行事)」など。「琴ひく」は弦楽器を弾くこと。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

手も心も琴も「引(ひ)く」——ひく。

🏛 語源・成り立ち

「引(ひ)く/弾く」。手前に引く意。心をひく・弦を弾く意へ。

🔗 関連語・対義語

いざなふ誘う・導く こと琴・弦楽器

❓ よくある質問

Q. 「子(ね)の日の松引く」とは?

正月の初めの子の日に、野に出て小松を引き抜き、長寿を祝う行事です。松の常緑・長寿にあやかる風習で、「子の日」「小松引き」として和歌にも詠まれます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「その音に、心ひかれて」の「ひか(れ)」の意味は?
A 心を引かれて    B 心を閉ざして    C 心を乱して    D 心を晴らして
Q2. 「琴をひく」の「ひく」の意味は?
A 琴を弾く    B 琴を引きずる    C 琴を運ぶ    D 琴を壊す
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