えぼし

標準
現代仮名遣い:えぼし / 読み:エボシ
名詞
有職故実 装束 頻出

烏帽子(成人男性がかぶった黒い被り物)

📖 意味

  1. 1
    烏帽子(成人男性がかぶる黒い被り物) 貴族・庶民を問わず成人男性が日常着用した

📜 出典・例文

えぼしもかたぶきて、あわてまどふ。

烏帽子も傾いて、あわてふためく。

──『例文』
えぼしを取りて、頭をあらはにす。

烏帽子を取って、頭を露わにする。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

成人男性が日常かぶった黒い被り物で、成人の証・体面の象徴。当時、人前で頭(髻)を露わにするのは大変な恥辱とされ、烏帽子を落とす・取られることは屈辱を意味した。身分や場に応じて種類があった。

🧠 覚え方・ゴロ

「“烏(え・う)帽子(ぼし)”=烏(からす)のように黒い帽子」と、烏=黒で覚える。

🏛 語源・成り立ち

「烏帽子」は、烏(からす)のように黒い帽子の意。成人男性が日常着用した被り物を指す。

🔗 関連語・対義語

かんむり冠・正装のときの被り物 もとどり髻・束ねた髪

❓ よくある質問

Q. 烏帽子を取られるとなぜ恥なの?

当時、人前で頭(髻)を露わにするのは大変な恥辱とされたためです。烏帽子は成人男性の体面を保つもので、それを落とす・奪われることは屈辱を意味しました。

Q. 「冠(かんむり)」との違いは?

「冠」は正装(束帯など)のときの被り物、「烏帽子」は日常や略装のときの被り物です。場面の格式によって使い分けられました。

🧩 確認クイズ

Q1. 「えぼし(烏帽子)」とは?
A 成人男性がかぶった黒い被り物    B 女性の髪飾り    C 武器の一種    D 食器
Q2. 烏帽子を落とすことが意味したのは?
A 体面を失う屈辱    B 勝利の証    C 出家の決意    D 季節の変わり目
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