ちる

標準
現代仮名遣い:ちる / 読み:チル
動詞・ラ行四段活用
基本動詞 植物 和歌

散る(花が散る/命が果てる・心が乱れる)

📖 意味

  1. 1
    (花・葉が)散る・散り落ちる «中心義»花や葉が落ちる。現代語に残る。
  2. 2
    (命が)散る・果てる・死ぬ «要注意»花の散るように命が果てる。
  3. 3
    (心が)乱れる・気が散る・散り散りになる 「心ちる(気が散る)」。

📜 出典・例文

ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ。

日の光がのどかにさす春の日に、どうして落ち着いた心もなく(あわただしく)桜の花は散るのだろうか。

──『古今和歌集(百人一首)』
花のごとくに、若き命の散る。

花のように、若い命が散る(果てる)。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「散る」は花・葉が落ちる意が中心で、比喩的に「命が散る(果てる・死ぬ)」「心が乱れる」意も。和歌では、桜が散るはかなさ・無常の象徴として最頻出。「咲く」と対。散る花を惜しむ情趣が和歌の中心主題。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

花も命も心も「散(ち)る」(「咲く」と対)。

🏛 語源・成り立ち

「散(ち)る」。花・葉が落ちる意。命・心にも比喩的に用いる。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「命散る」はどう訳す?

「命が果てる・死ぬ」と訳します。花が散るはかなさを、若い命が失われることにたとえた表現です。散る花=はかなさ・無常の象徴です。

🧩 確認クイズ

Q1. 「花の散るらむ」の「散る」の意味は?
A 花が咲く    B 花が散る    C 花が枯れる    D 花を折る
Q2. 和歌で散る桜が象徴するのは?
A はかなさ・無常    B 長寿    C 戦い    D 豊作
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