ちどり

標準
現代仮名遣い:ちどり / 読み:チドリ
名詞
名詞 自然 和歌

千鳥(冬・水辺の鳥/友を呼ぶ声・旅情)

📖 意味

  1. 1
    千鳥・ちどり(冬、水辺に群れる小鳥) «中心義»冬の水辺・海辺の鳥。冬の景物。現代語に残る。

📜 出典・例文

淡路島通ふ千鳥の鳴く声に、幾夜寝覚めぬ須磨の関守。

淡路島との間を通って鳴く千鳥の声に、幾晩目を覚ましたことだろうか、須磨の関守は。

──『金葉和歌集(百人一首)』
浜千鳥の声、夜寒(よさむ)にしみて聞こゆ。

浜千鳥の声が、夜の寒さに(いっそう)しみて聞こえる。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「千鳥」は冬に水辺・海辺に群れる小鳥で、冬の景物。夜、友を呼ぶように鳴く声(千鳥の声)が、旅人の心細さ・寂寥・恋しさとともに詠まれる。「浜千鳥」「友千鳥(群れて飛ぶ千鳥)」「千鳥掛け(千鳥の足跡のような模様)」など。須磨・海辺の歌枕と結びつく。現代語に残る。

🧠 覚え方・ゴロ

冬の水辺の「千鳥(ちどり)」=友を呼ぶ声・旅情。

🏛 語源・成り立ち

「千鳥(ちどり)」。群れをなす(千の)鳥の意。冬の水辺の鳥。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「千鳥」が旅情・寂寥と結びつくのはなぜ?

夜、海辺や水辺で友を呼ぶように鳴く千鳥の声が、旅人の心細さ・孤独・恋しさをかき立てるためです。「須磨の関守」の歌のように、旅寝の寂しさとともに詠まれます。

🧩 確認クイズ

Q1. 「千鳥」の季節は?
A 春    B 夏    C 秋    D 冬
Q2. 「千鳥」の声が添える情趣は?
A 旅の寂寥・心細さ    B 豊作の喜び    C 戦の勇壮さ    D 商いの活気
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