ありがたし
最重要現代仮名遣い:ありがたし / 読み:アリガタシ
形容詞ク活用
めったにない・存在しにくい
📖 意味
-
1
めったにない、珍しい 「有り+難し」=“存在するのが難しい”。これが中心義で、まずこの訳で押さえる。
-
2
(世に生きるのが)難しい、暮らしにくい 「在る(生きる)」のが難しい、という直義から。
-
3
すぐれている、尊い めったにないほど立派だ、の意。
-
4
(現代語)感謝したい、かたじけない 後世に生じた用法。古文では①が主。
📜 出典・例文
ありがたきもの。舅にほめらるる婿。また、姑に思はるる嫁の君。
訳めったにないもの。舅にほめられる婿。また、姑にかわいがられる嫁。
⚠️ 識別・注意点
現代語「ありがたい(感謝)」に引きずられないこと。まず「めったにない・珍しい」、次に文脈で「生きにくい」「尊い」と訳す。「有り+難し」=“存在するのが難しい”が語源のカギ。
🧠 覚え方・ゴロ
「ありがたし」=“在り難し”で、めったに無い。感謝の「ありがとう」は後世の意味。
🏛 語源・成り立ち
「有り(存在する)」+「難し(かたい)」で、「存在するのが難しい=めったにない」が原義。仏の慈悲などめったにない尊いものへの気持ちから、後に現代語「ありがたい(感謝)」が生じた。
🔗 関連語・対義語
めづらしめったになく すばらしい(類義)
かたし〜しにくい・難しい(「難し」=ありがたしの後半要素)
❓ よくある質問
Q. 「ありがたし」を「ありがたい(感謝)」と訳すと間違いですか?
古文ではまず「めったにない・珍しい」と訳します。感謝の意は後世に生じたもので、入試では「めったにない」「生きにくい」「尊い」を文脈で選びます。
Q. 語源を教えてください。
「有り(存在する)+難し(かたい)」で“存在するのが難しい=めったにない”が原義です。そこから「めったにないほど尊い→感謝」の意へ広がりました。
🧩 確認クイズ
Q1. 傍線部「ありがたし」の意味として最も適切なものは?
A 感謝したい B めったにない C 簡単だ D つまらない
A 感謝したい B めったにない C 簡単だ D つまらない
Q2. 「ありがたきもの」の意味は?
A 感謝すべきもの B めったにないもの C ありふれたもの D 恐ろしいもの
A 感謝すべきもの B めったにないもの C ありふれたもの D 恐ろしいもの