ありあけ

重要
現代仮名遣い:ありあけ / 読み:アリアケ
名詞
名詞 和歌 時間

有明の月・夜明け方

📖 意味

  1. 1
    有明の月(夜明けになってもまだ空に残っている月) 陰暦二十日以降の、明け方まで残る月。
  2. 2
    夜明け方・明け方・暁 「有明の頃」で夜明けの時分。

📜 出典・例文

有明のつれなく見えし別れより、暁ばかり憂きものはなし。

有明の月がそっけなく見えたあの別れ以来、明け方ほどつらいものはない。

──『古今和歌集』
有明の月に、道を急ぐ。

有明の月の光の中を、道を急ぐ。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

「有り明け」=月が「有り」ながら夜が「明け」る、が語源。恋人が明け方に別れる「後朝(きぬぎぬ)の別れ」の情景と結びつき、和歌で「有明の月」がつらい別れの象徴として頻出する。

🧠 覚え方・ゴロ

月が「有(あ)り」ながら夜が「明(あ)け」る——ありあけ=有明の月・明け方。

🏛 語源・成り立ち

「有り」+「明け」。月が空に残ったまま夜が明ける意。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「有明の月」がつらい別れの象徴になるのはなぜ?

平安時代の恋は男が夜に女のもとへ通い、明け方に帰りました。その別れ(後朝の別れ)の時分に空に残る「有明の月」が、別れのつらさと結びついて詠まれるためです。

🧩 確認クイズ

Q1. 「有明の月」とは?
A 夕方に出る月    B 夜明けになっても空に残る月    C 満月    D 新月
Q2. 「ありあけ」の語源として正しいものは?
A 在り+開け    B 有り+明け    C 蟻+朝    D 有り+赤
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