あながちなり

標準
現代仮名遣い:あながちなり / 読み:アナガチナリ
形容動詞ナリ活用(強ちなり)
感情語 頻出 程度・態度

無理やりだ・強引だ/ひたむきだ・むやみだ

📖 意味

  1. 1
    無理やりだ、強引だ、身勝手だ 中心義。相手や道理を顧みず押し通すさま。
  2. 2
    ひたむきだ、一途だ、むやみだ、度を越している 程度・態度が並外れて一途・過度なさま。

📜 出典・例文

あながちに参らむとする心、いとせちなり。

むやみに(ひたすら)参上しようとする気持ちが、たいそう切実だ。※用法確認用の例文。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

漢字『強ちなり』。《無理やりだ・強引だ》と《ひたむきだ・むやみだ》の両面。連用形『あながちに=むやみに・ひたすら・無理に』の形で頻出。現代語『あながち(〜ない)』(打消と呼応して『必ずしも〜ない』)とは用法が異なる点にも注意。

🧠 覚え方・ゴロ

「強(あなが)ちなり」=“強(し)いて”=無理やり・ひたすら・むやみ。

🏛 語源・成り立ち

『己(あな)+勝ち』などとされ、自分の意を強く押し通すさまが原義。強引さと、一途・過度な態度の両方を表す。

🔗 関連語・対義語

せちなり切実だ・ひたむきだ・大切だ ひたぶるなりいちずだ・むやみだ

❓ よくある質問

Q. 「あながちに」はどう訳しますか?

『むやみに・ひたすら・無理に』です。一途さや強引さを表します。

Q. 現代語『あながち(〜ない)』と同じですか?

現代語は打消と呼応して『必ずしも〜ない』ですが、古文の『あながちなり』は『無理やりだ・ひたむきだ』が中心で用法が異なります。

🧩 確認クイズ

Q1. 「あながちに求む」の「あながちに」の意味は?
A むやみに・ひたすら    B 少しだけ    C 決して    D こっそり
Q2. 「あながちなり」の意味として最適でないものは?
A 無理やりだ    B ひたむきだ    C むやみだ    D 上品だ
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