あへて

標準
現代仮名遣い:あえて / 読み:アエテ
副詞(敢へて)
副詞 頻出 呼応(打消) 多義

(打消を伴い)まったく〜ない・決して〜ない/(肯定で)強いて・しいて・進んで

📖 意味

  1. 1
    (下に打消を伴い)まったく〜ない、決して〜ない、少しも〜ない 中心義。全否定。『あへて〜ず』の形。
  2. 2
    (肯定で)強いて、しいて、進んで、無理に 現代語『あえて』に近い用法。

📜 出典・例文

あへて驚くことなし。

まったく驚くことはない。※用法確認用の例文。

──『例文』

⚠️ 識別・注意点

漢字『敢へて』(動詞『敢ふ=こらえる・しとげる』の連用形+『て』)で、下に打消を伴い《まったく〜ない・決して〜ない・少しも〜ない》の全否定を表すのが古文の中心。加えて、肯定では《強いて・しいて・進んで》の意(現代語『あえて』)。下に打消があるかで意味が変わる点に注意。

🧠 覚え方・ゴロ

「敢(あ)へて」=打消と組んで“まったく〜ない・決して〜ない”/(肯定で)強いて・進んで。

🏛 語源・成り立ち

動詞『敢ふ(あふ=こらえる・思い切ってする)』の連用形+『て』で、打消と呼応する全否定、また『強いて・進んで』の意を表す。

🔗 関連語・対義語

❓ よくある質問

Q. 「あへて〜ず」はどう訳しますか?

『まったく〜ない・決して〜ない・少しも〜ない』です。全否定を表します。

Q. 肯定のときは?

『強いて・しいて・進んで・無理に』の意になります(現代語『あえて』に近い)。

🧩 確認クイズ

Q1. 「あへて驚くことなし」の「あへて」の意味は?
A まったく(〜ない)    B 少しは    C すぐに    D かえって
Q2. 肯定文での「あへて」の意味は?
A 強いて・進んで    B 決して〜ない    C そのまま    D どうして
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