英文法:省略・共通関係

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省略・共通関係の解説動画

省略とは、くり返しになる語や文脈から分かる語を省いて文を短くする表現です。共通関係とは、and・but・or の前後で1つの語をまとめて共有する形をいいます。

1省略の基本ルール(くり返しは消せる)

✂️
英語は「同じことのくり返し」を嫌う!前後から分かる語は消してかまいません。読むときは、消えた語を頭の中で戻すのがコツです。
I can swim, and he can swim, too.
くり返しを削除
I can swim, and he can, too.

省略された語は、必ず前後のどこかに手がかりがあります。まずは「何が消えているか」を復元する練習から始めましょう。

POINT
省略が正しいかどうかは もとの語を補って意味が通るか で判断します。手がかりが前後にない語は省略できません。
英語日本語
I can play the guitar, and he "
can
", too.
私はギターが弾けますし、彼も弾けます。
She was late, and "
so was I
".
彼女は遅刻し、私もそうでした。
Who broke the window?
→Tom "
did
".
だれが窓を割ったのですか。

→トムです。
Some students like math, and others "
don't
".
数学が好きな生徒もいれば、そうでない生徒もいます。
Read this letter if you want "
to
".
読みたければ、この手紙を読んでください。

2共通関係(and の前後で語を共有する)

🔗
1つの語を2か所で「使い回す」のが共通関係!and・but・or の前後で共通する語は、まとめて1回だけ書かれます。どの語が共通なのかを見抜くのがポイントです。
He came in and sat down.
主語 S
I like cats and dogs.
動詞 V
Tom likes, and Mary hates, that movie.
目的語 O
POINT
and・but・or の前後は 必ず同じ形(名詞と名詞、動詞と動詞…) になります。形がそろっていないと感じたら、共通する語が省略されていないか探しましょう。
英語日本語
"
He
" came in and sat down.
彼は入ってきて、そして座りました。
I "
like
" cats and dogs.
私は猫と犬が好きです。
Tom likes, and Mary hates, "
that movie
".
トムはあの映画が好きですが、メアリーは嫌いです。
She is interested in, and good at, "
math
".
彼女は数学に興味があり、そして得意でもあります。
I have been and always will be "
your friend
".
私はずっとあなたの友達でしたし、これからもそうです。

3代動詞 do・助動詞による代用

🔁
くり返す代わりに do や助動詞だけを残す!一般動詞のくり返しは do / does / did、be動詞・助動詞のくり返しはその語だけを残します。
plays the piano
does

→ My sister plays the piano, and I do, too.(姉はピアノを弾き、私も弾きます。)

POINT
代動詞の形は もとの動詞の時制・主語に合わせて 決めます。to不定詞のくり返しは to だけを残す(代不定詞)ことができます。
英語日本語
He speaks French, and she "
does
", too.
彼はフランス語を話し、彼女も話します。
I didn't go there, but Ken "
did
".
私はそこへ行きませんでしたが、ケンは行きました。
Are you tired?
→Yes, "
I am
".
あなたは疲れていますか。

→はい、疲れています。
He has finished his work, and I "
have
", too.
彼は仕事を終えましたし、私も終えました。
You may go if you want "
to
".
行きたければ行ってよろしい。

4副詞節中の「主語+be動詞」の省略

📎
接続詞のすぐ後ろの「主語+be動詞」は消せる!when・while・if・though・as などの副詞節で、主節と主語が同じときだけ使えるルールです。
When he was young, he lived in Osaka.
he was を省略
When young, he lived in Osaka.
POINT
省略できるのは 副詞節の主語=主節の主語 のときだけです。主語が違う場合は省略できません。if any・if necessary などの慣用表現も、この省略が固定化したものです。
▶ よく出る「S+be」省略の慣用表現を見る
表現意味
if any
もしあれば
if ever
もしあるとしても
if necessary
必要なら
if possible
可能なら
if not
そうでなければ
when in doubt
迷ったときは
when young
若いころは
英語日本語
"
When young
", I often played here.
若いころ、私はよくここで遊びました。
"
While walking
" in the park, I met Ken.
公園を歩いているときに、私はケンに会いました。
"
If possible
", please call me tonight.
可能なら、今夜私に電話してください。
"
Though tired
", he kept working.
疲れていましたが、彼は働き続けました。
Correct the errors, "
if any
".
まちがいがあれば直しなさい。

5接続詞 that・関係詞の省略

📌
「なくても意味が分かる」つなぎ語は消える!目的格の関係代名詞と、目的語になる that 節の that はよく省略されます。省略に気づけると長文が一気に読みやすくなります。
the book
(which)
I bought yesterday

→ the book I bought yesterday(私が昨日買った本)

POINT
省略できるのは 目的格の関係代名詞目的語になる接続詞 that です。主格の関係代名詞は原則そのまま残しますが、「主格の関係代名詞+be動詞」はまとめて省略 できます。
▶ 省略できる/できないの早見表を見る
つなぎ語省略
目的格の関係代名詞(which・whom・that)
主格の関係代名詞
主格の関係代名詞+be動詞
目的語になる接続詞 that
関係副詞(the reason why など)
前置詞+関係代名詞(in which など)
英語日本語
I think "
(that)
" he is right.
私は彼が正しいと思います。
This is the book "
(which)
" I bought yesterday.
これは私が昨日買った本です。
The man "
(who is)
" standing over there is my uncle.
向こうに立っている男性は私のおじです。
That is the house "
(which)
" he lives in.
あれは彼が住んでいる家です。
I don't know the reason "
(why)
" he was absent.
私は彼が欠席した理由を知りません。

省略・共通関係の よくある質問(FAQ)

省略できるかどうかは、どうやって見分ければいいですか?

前後の文脈から補える語だけが省略できます。読むときは省略された語を頭の中で戻してみる、書くときは同じ語がくり返されていないかを確認するのが基本です。補っても意味が変わらなければ、その省略は正しいと判断できます。

副詞節の「主語+be動詞」の省略はいつでもできますか?

節の主語が主節の主語と同じで、接続詞が when、while、if、though、as などの場合に限られます。When he was young, he lived in Osaka. のように主語が同じなら省略できますが、主語が違う When I was young, my father lived in Osaka. では省略できません。

代動詞の do と do so はどう違いますか?

do は前に出た動詞句の代わりをする使い方で、I like tennis and he does, too. のように使います。do so は「そうする」という意味の動詞句で、意志を持った動作を受けるときに使われます。know や like のような状態を表す動詞の代わりに do so は使えません。

Tom likes, and Mary hates, that movie. のコンマは何のためにありますか?

共通する語が後ろに1つだけ置かれていることを示す目印です。コンマがあることで likes の目的語が抜けていると気づけます。共通関係の文はコンマの位置をヒントに、どの語がどこに共通しているのかを確認しましょう。

参考資料:文部科学省平成29年度学習指導要領

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