英文法:無生物主語

問中 ( 正解:問|不正解:問 )
達成率
%


その他 文法一覧へ戻る リセット
このページの使い方
1
動画で見る
まず全体像をつかむ
2
解説で理解する
「なぜ」が分かる
3
クイズで定着
上のボタンから挑戦
英語漬け解説動画無生物主語を動画でサクッと理解する
無生物主語の解説動画

無生物主語とは、人ではなく「モノ・コト」が主語になる英語の表現です。主語を「〜のおかげで」「〜のせいで」のように副詞的に訳し、目的語を日本語の主語にすると自然な日本語になります。

1無生物主語とは?(訳し方の基本)

🧭
主語は「原因」、目的語は「日本語の主語」!英語は「モノ・コト」を主語にするのが大好きです。そのまま直訳せず、主語を「〜のおかげで/〜のせいで/〜すると」と副詞のように訳すのがコツです。
The news made me happy.
主語を副詞的に
そのニュースを聞いて私はうれしくなった。

直訳「そのニュースは私を幸せにした」は不自然 → 目的語の me が日本語の主語になる。

POINT
訳す手順は2つだけ。①主語=原因・きっかけとして「〜で/〜のおかげで/〜すると」と訳す。②目的語=日本語の主語として「〜は」と訳す。
▶ 主語の訳し分けパターンを見る
結果のイメージ主語の訳し方
良い結果
〜のおかげで/〜によって
悪い結果
〜のせいで/〜のため
単なるきっかけ
〜すると/〜を見ると/〜を読めば
条件のイメージ
〜すれば/〜を使えば
英語日本語
The story "
made
" me sad.
その話を聞いて私は悲しくなった。
This road will "
take
" you to the museum.
この道を行けば博物館に着きます。
Illness "
kept
" him from attending the meeting.
病気のため彼は会議に出席できなかった。
What "
made
" you change your mind?
なぜあなたは考えを変えたのですか。
Ten minutes' walk "
brought
" me to the station.
10分歩くと私は駅に着いた。

2「〜させる」型(make / let / enable / allow)

⚙️
「S makes O do」=「Sのおかげで(せいで)Oが〜する」無生物主語で最もよく出る型です。動詞ごとに「原形」か「to + 動詞」かが決まっているので、形もセットで覚えましょう。
O に(自然と・強制的に)〜させる
make
O に〜させてやる・許す
let
O が〜できるようにする
enable
O が〜するのを許可する
allow
O にやむを得ず〜させる
force
O が〜する原因となる
cause
POINT
make / let は動詞の原形(make me go)、enable / allow / force / cause は to + 動詞(enable me to go)。to の有無がテストの定番ポイントです。
▶ 動詞と形の早見表を見る
動詞意味
make
make O do
Oに〜させる
let
let O do
Oに〜させてやる
enable
enable O to do
Oが〜できるようにする
allow
allow O to do
Oが〜するのを許す
force
force O to do
Oに無理やり〜させる
cause
cause O to do
Oが〜する原因となる
英語日本語
His advice "
made
" me change my plan.
彼の助言で私は計画を変えた。
The internet "
enables
" us to study anywhere.
インターネットのおかげでどこでも勉強できる。
This app "
lets
" you send photos easily.
このアプリを使えば写真を簡単に送れます。
Bad weather "
forced
" them to cancel the trip.
悪天候のため彼らは旅行を中止した。
The new law "
allowed
" people to vote at eighteen.
その新しい法律で18歳から投票できるようになった。
What "
caused
" the accident to happen?
何が原因でその事故は起きたのですか。

3「妨げる」型(prevent / keep / stop A from doing)

🚧
「S prevents O from doing」=「Sのせいで O は〜できない」日本語では「〜できなかった」と否定で訳すのがポイント。英文自体は否定文になっていないことに注意しましょう。
The heavy snow(大雪が)
prevented us
from going out

→ 大雪のせいで私たちは外出できなかった。(英文は肯定文のまま)

POINT
from のうしろは必ず 動詞ing(doing)。prevent・keep では from を省略しないのが基本です。stop は from を省くこともありますが、テストでは from つきで覚えましょう。
英語日本語
The traffic jam "
prevented
" me from arriving on time.
渋滞のせいで私は時間通りに着けなかった。
Illness "
kept
" her from going to school.
病気のため彼女は学校へ行けなかった。
The noise "
stopped
" me from sleeping.
その騒音のせいで私は眠れなかった。
A sudden storm prevented the ship "
from leaving
" the port.
突然の嵐でその船は港を出られなかった。
Nothing will "
keep
" me from trying again.
何があっても私はもう一度挑戦する。

4「時間・お金がかかる」型(take / cost / require)

⏱️
「S takes 人 時間」=「人が〜するのに時間がかかる」日本語では「かかる」が動詞ですが、英語では「時間・お金を取る側」が主語になります。
It took me two hours.
私は2時間かかった。

→ It took me two hours to finish the work.(その仕事を終えるのに2時間かかった。)

POINT
take=時間cost=お金require / need=必要とする。「人」の部分は省略できます(It takes two hours to ... )。
英語日本語
It "
takes
" ten minutes to walk to school.
学校まで歩いて10分かかります。
The trip "
cost
" me fifty dollars.
その旅行に50ドルかかった。
This job "
requires
" a lot of patience.
この仕事にはとても忍耐が必要だ。
The project "
took
" us three years.
その計画には3年かかった。
Careless driving "
cost
" him his life.
不注意な運転で彼は命を落とした。

5「教えてくれる」型(tell / show / say / remind)

📖
「本・表・写真」がしゃべる文!「この本は言っている」ではなく「この本を読めば分かる」と訳します。主語を「〜を見ると/〜を読めば」に変えるのがコツです。
This graph shows the change.
直訳をやめる
このグラフを見ると変化が分かる。

直訳「このグラフは変化を示す」でも通じますが、「〜を見ると…が分かる」のほうが自然です。

POINT
remind A of B は「AにBを思い出させる」=「Aは(を見ると)Bを思い出す」。remind A to do(〜するよう思い出させる)との形のちがいにも注意しましょう。
英語日本語
This book will "
tell
" you the truth.
この本を読めば真実が分かります。
The table "
shows
" that prices went up.
その表を見ると価格が上がったことが分かる。
This picture "
reminds
" me of my childhood.
この写真を見ると私は子どものころを思い出す。
The letter "
says
" that he will come back.
その手紙には彼が戻ってくると書いてある。
The song always "
reminds
" me of my school days.
その歌を聞くといつも学生時代を思い出す。

6「連れて行く・もたらす」型(take / bring / lead to)

🚌
「乗り物・道」が人を運び、「行動」が結果を運ぶ!「このバスはあなたを空港へ連れて行く」→「このバスに乗れば空港に着く」のように、主語を条件・原因として訳します。
(人を場所へ)連れて行く
take
(こちらへ)連れてくる
bring
〜という結果へ導く
lead to
〜という結果に終わる
result in
〜を引き起こす
bring about
〜へ駆り立てる
drive
POINT
lead to / result in のうしろは名詞か動詞ing(to は前置詞なので lead to succeed とは言いません)。lead O to do(Oに〜させる)の形と区別しましょう。
英語日本語
This bus will "
take
" you to the airport.
このバスに乗れば空港へ行けます。
A few minutes' walk "
brought
" us to the beach.
数分歩くと私たちは浜辺に着いた。
Hard work "
led to
" his success.
努力のおかげで彼は成功した。
The accident "
resulted in
" a long delay.
その事故で長時間の遅れが生じた。
Curiosity "
drove
" her to study abroad.
好奇心から彼女は留学した。

無生物主語の よくある質問(FAQ)

無生物主語はなぜ英語でよく使われるのですか?

英語は「何が原因で何が起きたのか」を主語の位置にはっきり置く言語だからです。日本語では「大雨で試合が中止になった」のように原因を助詞で表しますが、英語では The heavy rain canceled the game. のように原因そのものを主語にするほうが自然で、文も短くまとまります。

無生物主語の文は必ず「〜のおかげで」「〜のせいで」と訳さなければいけませんか?

いいえ。訳し方は文脈で変わります。良い結果なら「〜のおかげで」、悪い結果なら「〜のせいで」、単なるきっかけなら「〜すると」「〜を見ると」のように使い分けます。大切なのは、主語を原因やきっかけとして副詞のように訳し、目的語を日本語の主語にすることです。

make と allow・enable は同じように使えますか?

意味も形もちがいます。make O do は「(自然に、または強制的に)〜させる」で動詞は原形、allow O to do は「〜するのを許す」、enable O to do は「〜できるようにする」で、どちらも to + 動詞の原形が続きます。make と let だけ to を付けない点に注意しましょう。

prevent A from doing の from は省略できますか?

prevent と keep では from を省略しないのが基本です。stop は stop me from sleeping と stop me sleeping の両方が使われますが、テストでは from を付けた形で覚えておくのが安全です。

無生物主語の英作文が苦手です。書けるようになるコツはありますか?

まず日本語の文から「原因・きっかけ」にあたる部分を探し、それをそのまま主語にして書き始めるのがコツです。たとえば「病気で彼は来られなかった」なら、原因の「病気」を主語にして Illness kept him from coming. とします。このページの動詞(make・enable・prevent・take・lead など)を使って、同じ手順で何度も書きかえ練習をしましょう。

参考資料:文部科学省平成29年度学習指導要領

↑Topへ