英文法:独立・慣用的分詞構文
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独立分詞構文とは、分詞の意味上の主語が主節の主語とちがうとき、分詞の直前にその主語を置く形です。generally speaking などの慣用表現や、being が省略される形もあります。
1独立分詞構文(主語がちがうときは分詞の前に置く)
▼
主語がちがうときは、分詞の前に主語を「足す」だけ!ふつうの分詞構文は主語が同じなので省略できますが、ちがう場合は省略すると誰の話か分からなくなるため、意味上の主語を残します。
意味上の主語(It など)
+
分詞(being/having ~ed)
→
, 主節(we went out.)
→ It being fine, we went out.(天気が良かったので、私たちは出かけました。)
POINT
主節より前の時を表すときは having + 過去分詞 を使います(The sun having set, ...)。「~がなかったので」は There being no ~ の形になります。
主節より前の時を表すときは having + 過去分詞 を使います(The sun having set, ...)。「~がなかったので」は There being no ~ の形になります。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| " It being " fine, we went on a picnic. | 天気が良かったので、私たちはピクニックに行きました。 |
| " The sun having set ", we hurried home. | 日が沈んだので、私たちは急いで家に帰りました。 |
| " There being " no taxi, we walked to the station. | タクシーがなかったので、私たちは駅まで歩きました。 |
| " School being over ", the students went home. | 学校が終わったので、生徒たちは家に帰りました。 |
| " My father being " ill, I stayed home. | 父が病気だったので、私は家にいました。 |
2being の省略(「名詞+形容詞」に見える形の正体)
▼
being は消してもOK!being のうしろが形容詞・名詞・前置詞句・過去分詞のときは、being を省略できます。省略された形も「being が隠れている」と考えれば読み取れます。
The class being over, we went home.
→
being を省略
→
The class over, we went home.
POINT
ふつうの分詞構文でも being は省略できます。(Being) Written in easy English, this book is easy to read.(やさしい英語で書かれているので…)のように、過去分詞で始まる分詞構文は being が省略された形です。
ふつうの分詞構文でも being は省略できます。(Being) Written in easy English, this book is easy to read.(やさしい英語で書かれているので…)のように、過去分詞で始まる分詞構文は being が省略された形です。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| The game " over ", the players left the field. | 試合が終わって、選手たちはフィールドを去りました。 |
| Dinner " ready ", we sat down at the table. | 夕食の準備ができたので、私たちは食卓に着きました。 |
| Her eyes " closed ", she listened to the music. | 目を閉じて、彼女は音楽を聞きました。 |
| " Written " in easy English, this book is easy to read. | やさしい英語で書かれているので、この本は読みやすいです。 |
| Other things " being equal ", the cheaper one is better. | 他の条件が同じなら、安いほうが良いです。 |
3慣用的分詞構文①:speaking / judging から始まる表現
▼
主語は「みんな(we・people)」だから書かない!意味上の主語が「一般の人」なので省略され、決まり文句(慣用表現)としてそのまま覚えて使います。
一般的に言えば
generally speaking
率直に言えば
frankly speaking
~から判断すると
judging from
POINT
strictly speaking(厳密に言えば)、roughly speaking(大まかに言えば)、speaking of ~(~と言えば)も同じ仲間です。文のはじめに置き、コンマで区切ります。
strictly speaking(厳密に言えば)、roughly speaking(大まかに言えば)、speaking of ~(~と言えば)も同じ仲間です。文のはじめに置き、コンマで区切ります。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| " Generally speaking ", Japanese people are polite. | 一般的に言えば、日本人は礼儀正しいです。 |
| " Frankly speaking ", I don't like this plan. | 率直に言えば、私はこの計画が好きではありません。 |
| " Strictly speaking ", this answer is not correct. | 厳密に言えば、この答えは正しくありません。 |
| " Speaking of " movies, have you seen this one? | 映画と言えば、これはもう見ましたか? |
| " Judging from " his accent, he is from Osaka. | 彼のなまりから判断すると、彼は大阪出身です。 |
4慣用的分詞構文②:considering・weather permitting など
▼
まるごと「接続詞のかたまり」として覚える!形は分詞構文ですが、意味は「もし~なら」「~を考えると」などの接続表現です。丸暗記が近道です。
Weather permitting
=
If the weather permits(天気が良ければ)
POINT
weather permitting は意味上の主語 weather が残った独立分詞構文、all things considered は「すべてのことが考慮されると」という受け身の形です。意味とセットで覚えましょう。
weather permitting は意味上の主語 weather が残った独立分詞構文、all things considered は「すべてのことが考慮されると」という受け身の形です。意味とセットで覚えましょう。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| " Considering " his age, he runs very fast. | 年齢を考えると、彼はとても速く走ります。 |
| " Weather permitting ", we will go camping. | 天気が良ければ、私たちはキャンプに行きます。 |
| " All things considered ", the party was a success. | すべてを考慮すると、そのパーティーは成功でした。 |
| " Such being the case ", I cannot help you. | そういうわけで、私はあなたを手伝えません。 |
| " Granting that " he is honest, I still don't agree. | 彼が正直だとしても、私はやはり賛成しません。 |
▶ 慣用的分詞構文の一覧を見る
| 表現 | 意味 |
|---|---|
generally speaking | 一般的に言えば |
frankly speaking | 率直に言えば |
strictly speaking | 厳密に言えば |
roughly speaking | 大まかに言えば |
speaking of ~ | ~と言えば |
judging from ~ | ~から判断すると |
considering ~ | ~を考えると |
weather permitting | 天気が良ければ |
all things considered | すべてを考慮すると |
such being the case | そういうわけで |
granting that ~ | 仮に~としても |
other things being equal | 他の条件が同じなら |
5独立分詞構文を接続詞の文に書きかえる
▼
分詞の前の主語が、そのまま接続詞の文の主語になる!意味(理由・時・条件)を読み取って、because / as / when / if などの接続詞を選びます。
It being Sunday, the store was closed.
⇄
接続詞の文へ
⇄
As it was Sunday, the store was closed.
POINT
書きかえの手順は3つ。①分詞の前の主語をそのまま使う ②時制を主節に合わせる(having ~ed なら1つ前の時制)③意味に合う接続詞を足す。
書きかえの手順は3つ。①分詞の前の主語をそのまま使う ②時制を主節に合わせる(having ~ed なら1つ前の時制)③意味に合う接続詞を足す。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| It being cold, we stayed home. → " As it was cold ", we stayed home. | 寒かったので、私たちは家にいました。 |
| There being no time, we took a taxi. → " Because there was no time ", we took a taxi. | 時間がなかったので、私たちはタクシーに乗りました。 |
| Weather permitting, we will go hiking. → " If the weather permits ", we will go hiking. | 天気が良ければ、私たちはハイキングに行きます。 |
| The rain having stopped, we went out. → " After the rain had stopped ", we went out. | 雨がやんだので、私たちは出かけました。 |
| My work finished, I went to bed. → " When my work was finished ", I went to bed. | 仕事が終わったとき、私は寝ました。 |
独立・慣用的分詞構文の よくある質問(FAQ)
ふつうの分詞構文と独立分詞構文はどこがちがいますか?
分詞の意味上の主語が主節の主語と同じなら、主語を書かないふつうの分詞構文になります。意味上の主語がちがうときは、その主語を分詞の直前に置きます。これが独立分詞構文です。例:It being fine, we went out.(天気が良かったので、私たちは出かけました。)では、分詞 being の主語は It、主節の主語は we でちがうため、It を残します。
generally speaking は主語がちがうのに、なぜ主語を書かないのですか?
意味上の主語が we や people など「一般の人」だからです。だれのことかが明らかなので主語を書かず、そのまま決まり文句として使います。generally speaking / frankly speaking / judging from などは、この慣用的分詞構文の仲間です。
being はどんなときに省略できますか?
being のうしろが形容詞・名詞・前置詞句・過去分詞のときは省略できます。例:The class being over, we went home. は The class over, we went home. と書けます。being を省いた形は「名詞+形容詞」のように見えますが、being が隠れていると考えれば読み取れます。
独立分詞構文は会話でも使いますか?
独立分詞構文はかたい書き言葉で使われることが多く、会話では接続詞(because / as / if / when など)を使うのがふつうです。ただし generally speaking や weather permitting などの慣用表現は会話でもよく使われます。
参考資料:文部科学省平成29年度学習指導要領