英文法:独立不定詞
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独立不定詞とは、to tell the truth(実を言うと)のように文全体を修飾する不定詞の慣用表現です。文の他の部分と文法的につながらず、ふつうコンマで区切って使います。
1独立不定詞とは?(文全体にひとこと添える)
▼
独立不定詞=文全体に付けたす「決まり文句」!文の他の部分と文法的につながっていないので「独立」と呼びます。取り除いても、残りの文はそのまま正しい文になります。
To tell the truth,(実を言うと)
→
I don't like natto.(文の本体)
→ 前半をカットしても I don't like natto. だけで正しい文になります。
POINT
独立不定詞は 文全体を修飾する副詞のかたまり です。主語や目的語にはならないので、コンマで切り離して 使います。
独立不定詞は 文全体を修飾する副詞のかたまり です。主語や目的語にはならないので、コンマで切り離して 使います。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| " To tell the truth ", I don't like natto. | 実を言うと、私は納豆が好きではありません。 |
| " To be honest ", I forgot your birthday. | 正直に言うと、あなたの誕生日を忘れていました。 |
| " Needless to say ", health is more important than money. | 言うまでもなく、健康はお金より大切です。 |
| " To make matters worse ", it began to rain. | さらに悪いことに、雨が降り始めました。 |
| " Strange to say ", he knew my name. | 不思議なことに、彼は私の名前を知っていました。 |
2よく使う独立不定詞(3つのグループで覚える)
▼
バラバラに暗記せず「働き」でグループ分け!①本音を言う ②話の順序を示す ③言いかえ・補足する、の3つに分けると覚えやすくなります。
to tell the truth/to be honest/to be frank with you
本音
to begin with/to sum up/to make matters worse
話の流れ
so to speak/not to mention/needless to say
補足
POINT
つづりのミスに注意。to make matters worse(matter ではなく matters)、to say nothing of(saying ではなく say)が定番のひっかけです。
つづりのミスに注意。to make matters worse(matter ではなく matters)、to say nothing of(saying ではなく say)が定番のひっかけです。
▶ 独立不定詞の早見表(テスト頻出13個)を見る
| 独立不定詞 | 意味 |
|---|---|
to tell the truth | 実を言うと |
to be honest (with you) | 正直に言うと |
to be frank with you | 率直に言うと |
needless to say | 言うまでもなく |
strange to say | 不思議なことに |
to be sure | たしかに(…だが) |
to begin with | まず第一に/そもそも |
to make matters worse | さらに悪いことに |
to sum up | 要約すると |
so to speak | いわば |
not to mention | …は言うまでもなく |
to say nothing of | …は言うまでもなく |
to say the least | 控えめに言っても |
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| " To begin with ", we need more money. | まず第一に、私たちにはもっとお金が必要です。 |
| " To be sure ", he is young, but he is very careful. | たしかに彼は若いですが、とても慎重です。 |
| " To sum up ", reading books is good for you. | 要約すると、読書はあなたのためになります。 |
| He speaks French, " not to mention " English. | 彼は英語は言うまでもなく、フランス語も話します。 |
| The movie was long, " to say the least ". | 控えめに言っても、その映画は長かったです。 |
3置く場所とコンマの使い方
▼
文の頭に置いて、コンマで切るのが基本!文の途中や文末にも置けます。その場合は前後をコンマではさんで「割り込み」であることを示します。
I was scared.
→
独立不定詞を追加
→
To tell the truth, I was scared.
POINT
文頭なら「独立不定詞 + コンマ + 文」、文中なら「コンマ + 独立不定詞 + コンマ」、文末なら「文 + コンマ + 独立不定詞」。コンマを忘れないことがテストでの得点ポイントです。
文頭なら「独立不定詞 + コンマ + 文」、文中なら「コンマ + 独立不定詞 + コンマ」、文末なら「文 + コンマ + 独立不定詞」。コンマを忘れないことがテストでの得点ポイントです。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| " To tell the truth ", I was scared.(文頭) | 実を言うと、私はこわかったです。 |
| He is, " so to speak ", a walking dictionary.(文中) | 彼はいわば歩く辞書です。 |
| He is a walking dictionary, " so to speak ".(文末) | 彼はいわば歩く辞書です。 |
| This plan is dangerous, " to say the least ".(文末) | 控えめに言っても、この計画は危険です。 |
| " To be honest ", I am, "to be sure ", a little tired.(文頭+文中) | 正直に言うと、たしかに私は少し疲れています。 |
4似た意味の独立不定詞の言いかえ
▼
書きかえ問題は「セット」で覚えると一瞬!意味が同じ表現をペアで覚えておくと、選択問題・書きかえ問題の両方に対応できます。
so to speak
=
as it were(いわば)
not to mention
=
to say nothing of(…は言うまでもなく)
POINT
as it were は少し古風で文語的、so to speak は会話でよく使われます。not to mention と to say nothing of は、どちらも後ろに名詞(句)が続きます。
as it were は少し古風で文語的、so to speak は会話でよく使われます。not to mention と to say nothing of は、どちらも後ろに名詞(句)が続きます。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| He is, " as it were ", a big child. | 彼はいわば大きな子どもです。 |
| She can play the violin, " to say nothing of " the piano. | 彼女はピアノは言うまでもなく、バイオリンも弾けます。 |
| " To be frank with you ", I don't agree. | 率直に言うと、私は賛成できません。 |
| " To tell you the truth ", I have never read it. | 実を言うと、私はそれを読んだことがありません。 |
5独立分詞構文(frankly speaking)との違い
▼
見分け方は「形」だけ!to + 動詞の原形なら独立不定詞、-ing なら慣用的な分詞構文。どちらも文全体を修飾し、意味上の主語が文の主語と一致しなくてOKです。
to + 動詞の原形(to be honest など)
不定詞
動詞 + ing(frankly speaking など)
分詞
どちらも文全体を修飾し、コンマで区切る
共通
POINT
意味が近いペアに注意。to be frank with you(不定詞)と frankly speaking(分詞)は「率直に言うと」で同じ意味ですが、形がちがうので空所補充では見分けが必要です。
意味が近いペアに注意。to be frank with you(不定詞)と frankly speaking(分詞)は「率直に言うと」で同じ意味ですが、形がちがうので空所補充では見分けが必要です。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| " Frankly speaking ", this song is boring.(分詞構文) | 率直に言うと、この歌は退屈です。 |
| " Generally speaking ", boys like sports.(分詞構文) | 一般的に言うと、男の子はスポーツが好きです。 |
| " To be frank with you ", this song is boring.(独立不定詞) | 率直に言うと、この歌は退屈です。 |
| " To be honest ", this book is difficult.(book が正直なのではありません) | 正直に言うと、この本は難しいです。 |
独立不定詞の よくある質問(FAQ)
独立不定詞は、名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法の不定詞と何が違いますか?
独立不定詞は文の他の部分と文法的につながらず、文全体を修飾する慣用表現(決まり文句)です。3用法の不定詞は主語・目的語・補語や修飾語として文の中に組み込まれますが、独立不定詞は取り除いても文が成り立ちます。「To tell the truth, I am tired.」から「To tell the truth,」を取っても「I am tired.」は正しい文です。
独立不定詞の意味上の主語は、文の主語と同じでなくてもいいのですか?
同じでなくてかまいません。独立不定詞は慣用表現として文全体を修飾するため、意味上の主語が文の主語と一致していなくても正しい文になります。「To be honest, this book is difficult.」では、正直なのは book ではなく話し手です。
so to speak と as it were の違いは何ですか?
どちらも「いわば・言ってみれば」という意味で、ほぼ同じように使えます。as it were の方がやや古風で文語的、so to speak の方が会話でよく使われます。例:He is, so to speak, a walking dictionary.(彼はいわば歩く辞書です。)
frankly speaking や generally speaking も独立不定詞ですか?
いいえ。それらは -ing の形なので、独立不定詞ではなく慣用的な分詞構文です。文全体を修飾する働きはよく似ていますが、形が「to + 動詞の原形」ではありません。テストでは to be frank with you(不定詞)と frankly speaking(分詞)の区別がよく問われます。
独立不定詞は文の途中や最後に置けますか?
置けます。文頭に置くことが最も多いですが、so to speak のように文の途中や文末で使う表現もあります。文中・文末に置くときは、前後をコンマで区切るのが基本です。例:He is a walking dictionary, so to speak.
参考資料:文部科学省平成29年度学習指導要領