英文法:原形不定詞(使役動詞・知覚動詞)
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原形不定詞は「to のない不定詞(動詞の原形)」です。make・let・have の使役動詞や、see・hear・feel などの知覚動詞の後ろで、「O+動詞の原形」の形で使います。
1原形不定詞とは(to のない不定詞)
▼
原形不定詞=「to」が消えた不定詞(動詞の原形そのもの)!使役動詞(make/let/have)や知覚動詞(see/hear/feel など)の後ろでは、to が消えて動詞の原形だけになります。
to go(ふつうの不定詞)
→
to が消える
→
go(原形不定詞)
POINT
原形不定詞をとる動詞は限られています。使役動詞(make・let・have)と知覚動詞(see・hear・feel・watch など)、それに help がその代表です。
原形不定詞をとる動詞は限られています。使役動詞(make・let・have)と知覚動詞(see・hear・feel・watch など)、それに help がその代表です。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| She made him clean the room. | 彼女は彼に部屋を掃除させた。 |
| I saw her enter the shop. | 私は彼女がその店に入るのを見た。 |
| He helped me carry the box. | 彼は私が箱を運ぶのを手伝ってくれた。 |
2使役動詞(make / let / have)+O+原形
▼
「(人)に〜させる」は make・let・have + 人 + 動詞の原形!3つとも形は同じ「O+原形」ですが、"させ方"のニュアンスが違います。
強制して「〜させる」
make
許可して「〜させてやる」
let
依頼・当然として「〜してもらう」
have
She(主語)
→
made(使役動詞)
→
me(O)
→
wait(原形)
→ She made me wait.(彼女は私を待たせた。)
POINT
後ろは必ず動詞の原形です。to は付けません(× make me to wait)。「〜させる」の意味でも get は例外で、get+O+to 不定詞になります。
後ろは必ず動詞の原形です。to は付けません(× make me to wait)。「〜させる」の意味でも get は例外で、get+O+to 不定詞になります。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| My mother made me clean my room. | 母は私に部屋を掃除させた。 |
| Please let me help you. | 私にあなたを手伝わせてください。 |
| I had him carry my bag. | 私は彼にかばんを運んでもらった。 |
| The news made us feel happy. | その知らせは私たちを幸せな気持ちにさせた。 |
| My father won't let me go there. | 父は私をそこへ行かせてくれない。 |
3知覚動詞(see / hear / feel など)+O+原形
▼
「Oが〜するのを 見る・聞く・感じる」!see・hear・feel・watch・notice・listen to などの後ろも「O+動詞の原形」になります。
I(主語)
→
saw(知覚動詞)
→
him(O)
→
enter(原形)
→ I saw him enter the room.(私は彼が部屋に入るのを見た。)
POINT
知覚動詞は「見る・聞く・感じる」など五感で気づく動詞です。使役動詞と同じく、後ろはto なしの原形になります。
知覚動詞は「見る・聞く・感じる」など五感で気づく動詞です。使役動詞と同じく、後ろはto なしの原形になります。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| I saw him enter the room. | 私は彼が部屋に入るのを見た。 |
| I heard someone call my name. | 誰かが私の名前を呼ぶのが聞こえた。 |
| We felt the ground shake . | 私たちは地面が揺れるのを感じた。 |
| She watched the children play soccer. | 彼女は子どもたちがサッカーをするのを見ていた。 |
| Did you notice him leave ? | 彼が出て行くのに気づきましたか? |
4help と、原形・ing の使い分け
▼
help は to あり・なし両方OK。知覚動詞は「原形=全体」「ing=途中」!help は特別で to があってもなくても正しく、知覚動詞は見え方で原形と ing を使い分けます。
help me carry
=
help me to carry
help は原形不定詞・to 不定詞のどちらもOK(今は to を省く形が主流)
I saw him cross.(渡りきる全体を見た)
⇄
見え方が違う
⇄
I saw him crossing.(渡っている途中を見た)
POINT
知覚動詞は、動作の始めから終わりまで(全体)を見聞きしたときは原形、動作の途中・進行中を見聞きしたときはingを使います。
知覚動詞は、動作の始めから終わりまで(全体)を見聞きしたときは原形、動作の途中・進行中を見聞きしたときはingを使います。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| He helped me carry the box. | 彼は私が箱を運ぶのを手伝ってくれた。 |
| He helped me to carry the box. | 彼は私が箱を運ぶのを手伝ってくれた。(同じ意味) |
| I saw him cross the road. | 私は彼が道を渡る(のを最後まで)見た。 |
| I saw him crossing the road. | 私は彼が道を渡っている(途中を)見た。 |
5受動態にすると to が復活する
▼
使役・知覚動詞を受動態にすると、消えていた to がもどる!能動態では原形でも、受動態では「to+動詞の原形」になります。
They made him go.(能動態)
→
受動態で to 復活
→
He was made to go.(受動態)
POINT
受動態では be made to do / be seen to do / be heard to do のように to が入ります。なお let は受動態をあまり使わず、代わりに be allowed to do を使います。
受動態では be made to do / be seen to do / be heard to do のように to が入ります。なお let は受動態をあまり使わず、代わりに be allowed to do を使います。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| He was made to wait for an hour. | 彼は1時間待たされた。 |
| She was seen to leave the building. | 彼女がその建物を出るのが見られた。 |
| The boy was heard to cry . | その男の子が泣くのが聞こえた。 |
| We were allowed to go home early. | 私たちは早く帰宅させてもらえた。 |
原形不定詞の よくある質問(FAQ)
make・let・have(使役動詞)はどう使い分けますか?
make は「(強制的に)〜させる」、let は「(許可して)〜させてやる」、have は「(依頼・当然のこととして)〜してもらう・させる」という違いがあります。どれも後ろは「O+動詞の原形」で共通です。
help のあとの動詞は to をつけますか、つけませんか?
help は原形不定詞(to なし)と to 不定詞のどちらも使えます。help me carry でも help me to carry でも正しく、現在は to を省く形の方がよく使われます。
知覚動詞の後ろは原形と ing のどちらを使いますか?
動作の始めから終わりまで全体を見聞きしたときは原形(I saw him cross the road.)、動作の途中・進行中を見聞きしたときは ing(I saw him crossing the road.)を使います。
使役動詞・知覚動詞を受動態にするとどうなりますか?
消えていた to が復活します。例えば make him go は He was made to go.、see her cry は She was seen to cry. のように、受動態では「to+動詞の原形」の形になります。
get は使役動詞ですか?
get も「〜させる・してもらう」の意味を表しますが、後ろは原形不定詞ではなく to 不定詞になります(get him to help)。原形不定詞をとる使役動詞は make・let・have の3つです。
参考資料:文部科学省平成29年度学習指導要領