英文法:助動詞の慣用表現
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助動詞の慣用表現(had better・would rather・may well・may as well)は、助動詞のような意味を持つ決まり文句です。いずれもあとに動詞の原形が続きます。
14つの慣用表現の全体像
▼
4つとも「助動詞のような意味を持つ決まり文句(イディオム)」!had better・would rather・may well・may as well は、いずれもあとに動詞の原形が続きます。まずは意味とニュアンスの違いをつかみましょう。
| 表現 | 意味 | あとの形 |
|---|---|---|
| had better | 〜したほうがよい(強い忠告・警告) | 動詞の原形 |
| would rather | (どちらかといえば)むしろ〜したい | 動詞の原形 |
| may well | たぶん〜だろう/〜するのももっともだ | 動詞の原形 |
| may as well | (どうせなら)〜したほうがよい | 動詞の原形 |
POINT
4つとも 助動詞+α の形で、あとには 動詞の原形 が来ます。may は might に置きかえても使えます(may/might well、may/might as well)。
4つとも 助動詞+α の形で、あとには 動詞の原形 が来ます。may は might に置きかえても使えます(may/might well、may/might as well)。
2had better(〜したほうがよい・警告)
▼
had better は「しないとまずいよ」という強めの忠告!単なるアドバイスの should より強く、警告・切迫したニュアンスがあります。否定は not の位置に注意しましょう。
You had better go.
→
not は better の後ろ
→
You had better not go.
POINT
否定は had better not(×had not better)。You'd better のように 'd better と短縮できます。強い警告に響くため、目上の人には使わないほうが無難です。
否定は had better not(×had not better)。You'd better のように 'd better と短縮できます。強い警告に響くため、目上の人には使わないほうが無難です。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| You " had better " see a doctor. | あなたは医者に診てもらったほうがよい。 |
| " You'd better " hurry. | 急いだほうがよい。 |
| You " had better not " be late. | 遅れないほうがよい。 |
| We " had better " leave now. | 私たちはもう出発したほうがよい。 |
| You " had better not " tell a lie. | うそをつかないほうがよい。 |
3would rather(むしろ〜したい)
▼
would rather は「どちらかといえば〜したい」という好み!「would rather A than B」で「BよりむしろAしたい」。A・B はどちらも動詞の原形です。
would rather
→
stay home(A)
→
than
→
go out(B)
→ I would rather stay home than go out.(出かけるより家にいたい。)
POINT
あとは 動詞の原形。否定は would rather not。I'd rather のように 'd rather と短縮できます。
あとは 動詞の原形。否定は would rather not。I'd rather のように 'd rather と短縮できます。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| I " would rather " stay home. | 私はむしろ家にいたい。 |
| " I'd rather " walk than take a bus. | 私はバスに乗るより歩きたい。 |
| I " would rather not " go out today. | 今日はむしろ出かけたくない。 |
| She " would rather " read a book than watch TV. | 彼女はテレビを見るより本を読みたい。 |
| I " would rather " have coffee. | 私はむしろコーヒーがいい。 |
4may well(〜するのももっともだ・たぶん〜だろう)
▼
may well は「十分あり得る/それも当然」!「たぶん〜だろう(高い可能性)」と「〜するのももっともだ(十分な理由がある)」の2つの意味があります。
may well + 原形
=
たぶん〜だろう/〜するのももっともだ
POINT
may は might に置きかえ可(might well)。文脈で「高い可能性」か「もっともだ」かを判断します。あとは 動詞の原形。
may は might に置きかえ可(might well)。文脈で「高い可能性」か「もっともだ」かを判断します。あとは 動詞の原形。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| He " may well " be right. | 彼はたぶん正しいだろう。 |
| She " may well " be angry. | 彼女が怒るのももっともだ。 |
| You " may well " ask. | あなたがそう尋ねるのももっともだ。 |
| It " may well " rain tomorrow. | 明日はたぶん雨だろう。 |
| He " may well " succeed. | 彼はたぶん成功するだろう。 |
5may as well(〜したほうがよい・どうせなら)
▼
may as well は「どうせなら〜したほうがよい」!他に良い選択がないとき・断る理由がないときに使います。may well とまぎらわしいので注意しましょう。
may as well + 原形
=
(どうせなら)〜したほうがよい
POINT
may は might に置きかえ可(might as well)。may as well A as B で「BするくらいならAしたほうがまし」という比較の意味にもなります。あとは 動詞の原形。
may は might に置きかえ可(might as well)。may as well A as B で「BするくらいならAしたほうがまし」という比較の意味にもなります。あとは 動詞の原形。
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| We " may as well " begin now. | どうせなら今始めたほうがよい。 |
| It's raining, so we " may as well " stay home. | 雨だから、家にいたほうがよい。 |
| You " may as well " go now. | もう行ったほうがよい。 |
| We " might as well " walk. | (どうせなら)歩いたほうがよい。 |
| You " may as well " throw your money away "as " lend it to him. | 彼にお金を貸すくらいなら、捨てたほうがましだ。 |
助動詞の慣用表現 よくある質問(FAQ)
had better と should はどう違いますか?
had better の方が意味が強く、「しないと困ったことになる」という警告や切迫した状況で使います。should は一般的な助言で、had better よりやわらかい表現です。
had better の否定形は「had not better」でよいですか?
いいえ。正しくは had better not です。not は better の後ろに置きます(例:You had better not go.)。
would rather のあとの動詞は原形ですか?
はい、動詞の原形が続きます。「would rather A than B(BよりむしろA)」の A・B もどちらも原形です。否定は would rather not で表します。
may well と may as well はどう違いますか?
may well は「たぶん〜だろう/〜するのももっともだ」と可能性や妥当性を表します。may as well は「(どうせなら)〜したほうがよい」と、他に良い選択がないときに使います。
had better は目上の人に使ってもいいですか?
避けたほうが無難です。had better は命令や脅しのように聞こえることがあるため、目上の人には should やより丁寧な言い方を使うほうがよいでしょう。
参考資料:文部科学省平成29年度学習指導要領